公開日:

更新日: · Pocket Insight

新幹線の座席選び

新幹線で日差しが当たらない席はどっち?午前・午後・進行方向で比較

席記号だけで日陰は決まりません。乗る区間と日時、車両の座席図を合わせて、自分が優先したい条件を整理しましょう。

新幹線で日差しが当たりにくい席は?

路線全体で「この席なら日差しが当たらない」とは決められません。 太陽の位置は日付・時刻・緯度・経度で、窓に対する向きは区間の走行方位で変わります。窓側を選ぶときは、乗車日時と区間を先に決めましょう。

日差しを避けたい理由がPC画面の反射、読書、休息なら、窓から距離のある通路側も比較する候補です。ただし、通路側でも光が届く場合があり、眩しさがなくなる保証はありません。車窓も楽しみたい場合は、見る区間を決め、必要に応じて日よけを調整する考え方もあります。

  1. 出発駅・到着駅、上り・下り、乗車日、出発・到着時刻を確認する。
  2. 長い移動では、眩しさを避けたい時間・区間を絞る。
  3. 車両・クラスの座席図で窓側と通路側を比べる。
  4. 景色・出入り・日差しのどれを優先したか、理由を残す。

北陸新幹線の普通車なら、窓側・通路側を比較し、選んだ理由を任意保存することができます。この比較機能は日差しの左右を判定しません。 メモに乗車日時と優先条件を残すと、後で選択を振り返れます。

午前と午後で日差しの向きは変わる?

日本の多くの地域では、太陽は午前に東寄り、南中の前後に南寄り、午後に西寄りへ移ります。ただし「時計の12時=南中」ではなく、季節や場所によって時刻がずれます。午前・午後という大きな区分だけでは、窓に対する角度は分かりません。

日の出・日の入りも一年中真東・真西ではありません。国立天文台の季節による方角の解説では、夏は北寄り、冬は南寄りへ変わることが説明されています。

条件日差しへの影響座席選びの判断
午前太陽が東寄りにある傾向その時刻に走る区間と窓の向きを確認
正午前後日本の多くの地域では南寄り。南中時刻は場所・日付で異なる南側の窓がどちらかは区間ごとに確認
午後太陽が西寄りにある傾向西日が気になる時間の走行方位を確認
夏南中高度が高くなる高度だけで窓への入射や眩しさを決めない
冬南中高度が低くなる横から差し込む光も考慮
トンネル・防音壁・建物光を遮ることがある出入りや構造物の位置で条件が変わる

夏・冬の高度の違いは、国立天文台の南中高度の解説が参考になります。この表は太陽位置の一般的な整理で、特定席の推奨表ではありません。曇天、車内の反射、窓や日よけの状態によっても感じ方は変わります。

上りと下りではどちら側が眩しい?

同じ地点を逆向きに走ると、進行方向から見た左右は逆になります。しかし、進行方向の左右と座席記号は別の情報です。座席を回転させても車内の席記号が入れ替わるわけではありません。

また、出発から到着まで同じ方角に走り続けるわけでもありません。カーブを挟むと窓に対する太陽の向きが変わるため、「下りは右が眩しい」「上りだからA席」といった判断は避けてください。

路線別に日差しを避ける座席を考える

確認できた座席配置と、日差し判定に足りない条件を分けて考えます。以下は実測した日陰席の一覧ではありません。

路線・対象具体的な比較の例確認できること・残る条件
東海道・N700A/N700S普通車の3+2列三島〜新富士を下り・上りで利用し、富士山と日差しを両方考える富士山側は両方向ともE席。乗車日・通過時刻・カーブ・遮蔽物を揃えないと、日差し回避との両立は判定できない
北陸・E7系普通車東京〜長野と富山〜敦賀のどちらで読書・車窓を優先するか決める公式座席図で位置を確認できる。区間と通過時刻を分け、全行程を同じ日差し条件にしない

東海道の配置と富士山側はJR東海ツアーズの座席案内、北陸の設備・配置はJR東日本のE7系案内・座席図で確認しました。山陽・東北を含む他路線については、日時・路線形状・遮蔽条件を揃えた席別比較を行っていないため、日差しを避ける席記号は掲載していません。

A席とE席はどう選ぶ?

東海道新幹線のN700A/N700S普通車の3+2列配置では、A・Eが窓側、C・Dが通路側、Bが中央です。グリーン車や2+2列の車両には同じ並びを当てはめず、利用する列車・号車・クラスを確認してください。

  • 車窓を優先する:見たい景色のある窓側と、見る区間を選ぶ。
  • 出入りも重視する:通路側と比較し、光が届く可能性も考える。
  • PC・読書を優先する:座席位置に加え、日よけや画面の角度を調整できるか考える。

席の位置や前後の列も含めた比較は窓側・通路側・前後の列の選び方で確認できます。

富士山が見える席と日差しを避ける席は両立できる?

富士山側の席だから日差しも避けられる、とは限りません。 東海道の富士山側は上り・下りとも普通車E席、グリーン車D席ですが、見る方向と太陽の向きは別々に確認します。

富士山を見ることを優先するなら、富士山が見える席の選び方でクラスと方向を確認しましょう。見る時間以外は日よけを調整するなど、車窓と休息の時間を分ける方法もあります。窓を共有する場合は周囲の利用者にも配慮してください。

まとめ:優先条件と予約のタイミングを分けて決める

車窓なら見る区間、日差しなら日時と走行方位、快適性なら出入りや設備も含めて比較しましょう。「必ず日陰」の席は決めず、選んだ理由と確認できなかった条件を残すことが大切です。

希望する窓側が決まったら、新幹線の予約開始日と座席を選べる時期へ。早期に人数分の座席を確保できても、その時点でA席・E席を選べるとは限りません。

情報確認日:2026年11月3日。太陽位置の一般原理と公式座席案内に基づく整理であり、乗車実測や席別の日照シミュレーションは行っていません。